すっかり日が短くなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今年もあと約2ヶ月となりました。
この時期はいつも一年が早く感じます。
と同時に、いつも11月に入りますと、年末のお歳暮の準備を
しなければという焦りがでてきてしまいます。
ところで、お歳暮ってそもそもどうして始まったのだろうと、
ふと気になりまして調べてみました。
日本でお歳暮が始まったのは、室町時代からと言われているそうです。
その後明治時代、江戸時代には一般的な風習として全国に広まり、
昭和30年頃には現在のようなお歳暮の形になったようです。
「歳暮」は「年の暮れ」を表す言葉で、俳句では12月の季語にもされており
年の暮れから正月にかけて行われていた「御霊祭り」という家々の
先祖の霊を祭る行事の際に使われるお供え物が、
お歳暮の始まりのようです。
そこに用意していたお供え物を両親や親族、ご近所の方に配るようになり、
これらが次第に「歳暮」「お歳暮」と呼ばれるようになったとのことです。
また、お歳暮を贈る時期は一般的に12月初旬~20日頃ですが、
地方によってこの時期は微妙に異なり、
品物を贈る際は贈り先の習慣に合わせる必要があるそうです。
例えば関東の場合、近年は11月末に贈ることも増えてきているものの、
12月初旬~12月20日前後が一般的なお歳暮の時期とのことでして、
北海道、東北、北陸、東海、関西、四国、九州地方では
12月10日前後~20日前後までにお歳暮を贈ることが多いとのことでした。
なかなか奥深いんですね。そんな歴史を感じながら
今年も喜ばれそうな贈り物を楽しく選んでみたいと思います。
By tsuji