本日は、宮城県や福井県にある港と並ぶ、【明治三大築港】と呼ばれる熊本県宇城市の三角西港をご紹介いたします。
三角西港は、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼・造船・石炭産業」の1つとして、平成27年に世界文化遺産に登録されました。
三角西港は、明治政府の政策に基づいて、オランダ人水理工師のローエンホルスト・ムルドルの設計で、当時の最新技術を用いて、天草の石工たちによって施工されました。
130年経った今も756メートルにもおよぶ石積みの埠頭と水路や西洋建築物などは、当時の美しい姿を留めており、訪れた方を楽しませてくれる景観となっています。
そんな三角西港の独特な雰囲気は、小説やドラマの舞台としても描かれることが多く、また、映画の撮影場所として登場することもしばしば。
モダンで歴史ある西洋建造物が今もなお残る三角西港。
春の暖かい時期に訪れてみてはいかがでしょうか。
By tsuji