2、水素水の計測実験の結果!

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日ごろ、皆さまへお届けしている水素水サラスバ。
前回、水素水の計測方法についてご紹介いたしましたが、本日はその計測実験の結果をお知らせいたします。

 

■製造から6日経過した製品の溶存水素量

サラスバでは、製造から10日以内の製品をお送りしておりますので、お客様のお手元にお届けしている水素水とほぼ同じ条件の製品を計測いたしました。

計測日は平成29年2月23日 製造日は平成29年2月17日です。

計測結果は、1.13ppmの溶存水素量でした。

製品になる前の水素水と比べると、約0.5ppm近くの溶存水素量が減少していることがわかります。

この減少の理由は、パウチ容器に入る前の水素水は、空気に触れる事や攪拌される状態に弱いため、アルミパウチ充填工程にて溶存水素量が減少するのです。

また、パウチ容器に入った後も高温環境に弱いため、滅菌中(85℃・30分)にも溶存水素量は減少してしまうのです。

 

■製造から4ヶ月経過した製品の溶存水素量

サラスバでは、製造より4ヶ月後が賞味期限と定めておりますので、製造から4ヶ月経過した製品を計測いたしました。

この計測では、溶存水素量が減少していることが予想されます。

計測日は平成29年2月23日 製造日は平成28年10月23日です。

計測結果は、0.8ppmの溶存水素量でした。

この結果からも明らかですが、飲み口にストローがあるアルミパウチタイプの水素水は、未開封の状態でも時間の経過とともに溶存水素量が減少することがわかります。

これは、飲み口のストロー部分には、アルミ素材が使用されていないため、非常に小さな物質の水素分子は少しずつ抜けていくためです。

※水素水には、溶存水素量に基づく公的な定義はございません。
賞味期限については、弊社が独自で定めた期間となります。

 

■測定結果からは、以下の事がわかりました。

  • 水素水の製造直後、滅菌処理やアルミパウチ容器に充填前の状態では、1.6ppmの飽和濃度であること。
  • 滅菌処理の工程や、アルミパウチの充填工程によって、一定量の水素が抜けて溶存水素量が減少すること。
  • 時間の経過により、アルミパウチ容器入りで、未開封の状態で保管していても、水素が少しずつ抜けてしまうこと。

水素水の濃度については、『○○ppm以上を水素水とする』という公的な定義がないため、何とも言えないのですが、溶存水素量が高いのは出来立ての製品であることは間違いありません。

 

■今回の結果を踏まえて、水素水製品を選択する際のポイントをまとめてみました。

1.表示している溶存水素量が、信頼性の高い確かな計測機器で測定した濃度であること。

2.メーカーが提示している溶存水素量が、製品になる前の充填時の数値か、製品の状態での数値なのかを説明していること。

3.製造直後から賞味期限までの期間に、溶存水素量の変化(減少)がある事を説明していること。

4.発送される(店頭に置いてある)製品が、製造日から日が経っていない新しい製品であるかどうかということ。

今回は、あまり実態が知られていない溶存水素量の測定についてお伝えいたしました。
数字ばかりで少し難しい内容なのですが、水素水を選ぶ際にぜひ参考にされてみてください。

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