1、水素水の計測をしてみよう!

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日中の日差しが暑くなってきましたね。
昼夜の寒暖差が厳しくなっておりますので、体調管理にご注意ください!

日ごろ、皆さまへお届けしている水素水サラスバ。

水素が実際にどのくらい含まれているのかなど、疑問に思われることもあると思います。

水素の計測というのは大変難しく、計測方法などもほとんど知られておりません。

また、計測に使用する機械も、高価なものから安価なものまで様々で、どの機械を使用して測定すれば良いのかもあまり知られていない状況です。

そこで今回、水素水の溶存水素量の計測方法や、また製品になった後の溶存水素量の変化について、専用機器を使用して実験してみました。

今回使用した計測器は、『水素電極を使用するマイクロセンサー計測器』です。

この計測器は水素以外の物質の影響を受ける事無く、溶存水素量を正確に測定する事ができる機器の一つです。

 

■どのように実験するの!?

まず初めに、人工的に作成した水素濃度1.6ppmの*飽和水素水を計測することで基準となるデータを機器に設定します。

この作業は計測機器の調整作業で「校正」と呼ぶのですが、毎回計測の前後に1回ずつこの校正を行うことにより、測定結果の信頼性が高くなるのです。

*飽和水素水:1気圧下(通常の空気)水温20℃の条件で溶存水素量が1.6ppmのお水のこと。

 

■飽和水素水の作成方法

ビーカー状の容器に純水を入れ、水素ガスを直接パイプで送り込み、10分間バブリング(ブクブクさせること)を行い、飽和水素水を作成します。

この時使用するビーカー状の容器ですが、飽和水素水の溶存水素量をできるだけ保つために、容器の上部はゴム蓋で密封(※)します。

また、純水を使用する理由ですが、普通の水を使用してしまうと、水に含まれるカルシウムや鉄分等のミネラル成分や不純物が計測結果に影響を与えてしまうためです。

※ガスパイプの差し込み用、圧力抜き用の穴は開いています。

 

■機器の設定

飽和水素水の準備ができたら、次は機器の設定(校正)です。

作成した飽和水素水を水素電極で計測し、マイクロセンサーの校正を行います。
これで測定準備は完了です。

 

それでは、早速実験です!

 

■充填・滅菌処理前の水素水(※)を使った機器の確認 (※製品になる前の水素水)

まず、先程行った計測機器の設定がきちんとされているかの確認を行います。

確認に使用する水素水はアルミパウチに充填する前の、滅菌処理も行っていない水素水です。

この状態の水素水は充填工程や滅菌工程を経ていない為、溶存水素量の減少が殆どありません。

弊社では飽和状態の水素水を生成する製造プラントを採用しております。

従って計測機器の設定に間違いが無ければ、この段階の水素水を計測した時に1.6ppmに近い数値が出るはずです。

それでは、溶存水素量の計測を開始します!

 

 

実際に計測した際のグラフをを見てみると、1.6~1.7ppmの数値が出ていますね。

製造直後の水素類は状態が安定していないので、理論上の最大値1.6ppmを上回る数値が出ています。

充填・滅菌を行う前の水素水が、1.6ppmの数値が出ていますので、これで計測機器が正しく設定されていることが確認できました。

 

それでは、次回いよいよ製品の計測結果をお知らせいたします。

どうぞお楽しみに!!

 

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