今年の夏は皆さまどのようにお過ごしになられましたか。
私はオリンピックを見て、選手たちの必死に頑張る姿と 熱い思いにとても感動しておりました!!
日々の積み重ねが一瞬の力となって発揮することができるなんてとても素晴らしいことだと感じさせられました。
今年も、残暑きびしいですが、そんな毎日を乗り切るために本日は美味しい『ひご野菜』をご紹介いたします(^^)/
私共サラスバの工場のある熊本市では、
・熊本で古くから栽培されてきた農作物
・熊本の食文化、地名や歴史にちなむもの
・熊本の風土に合っているもの
など、これらに見合う15品目を『ひご野菜』と指定しております。
特に、水前寺のり、水前寺もやし、水前寺せりなどは湧き水を利用して栽培されているので 水のまち熊本市を象徴する作物です。
中でも熊本の歴史を物語ることのできる野菜が≪ずいき≫です。
≪ずいき≫はハス芋の葉柄の部分のことで、地域によっては「トイモ」と呼ばれています。
薄い緑色で高さは2メートルに成長します。
シャキシャキとした食感で、えぐみも少なく、 熊本では古くから食べられている伝統野菜で、乾燥させたものは「いもがら」と呼ばれます。
今から約400年ほど前、加藤清正公が熊本城を築城したときに、畳の床を≪ずいき≫で作ったそうです。
このほかにも、着物に≪ずいき≫を縫い込んで、籠城するときの保存食として備えたと言われています。
また、将軍家へ献上したり、参勤交代の時に江戸へのお土産にもしていたそうですよ。
≪ずいき≫は7月から11月中旬まで収穫できますが、特に8月、9月の暑い時期が美味しいと言われています。
今は頻繁に食べる習慣が少なくなってきていますが、直販所などで販売されているのを見かけたら、ぜひ召し上がってみてください。
『ひご野菜』の一部品目は、非常に生産・流通が少なく、蓮根、かぼちゃ、なす等の一般的な野菜は別にして、珍しい品目は熊本でもなかなか見かけることができません。
少しずつ生産量が増えるといいな、と願っています。
本日も最後までお読みくださりありがとうございます。
By tsuji